Jリーグ史上初の女性主審である山下良美(やました よしみ)さんですが、
いくつかの試合で誤審が疑われ、ファンやサポーターの間で大きく話題になっています。
また、過去には誤審で炎上も経験されていますね。
今回は、山下良美さんの誤審疑惑4選やファン・サポーターの反応をまとめていきます。
山下良美の誤審疑惑4選!

山下良美主審は、Jリーグや国際大会で活躍する一方で、いくつかの判定が「誤審」「意見が分かれるジャッジ」として議論を呼んでいます。
事項で、山下良美さんの誤審疑惑4選をまとめてみました。
① J1 名古屋グランパス vs 横浜F・マリノス戦(マテウス・カストロへのイエローカード)

名古屋グランパスは4月29日、J1リーグ第10節で横浜F・マリノスと対戦し、1-1で引き分けた。Jリーグ史上初となる山下良美氏ら女性審判員3人が担当したなか、名古屋FWマテウス・カストロへのイエローカードに名古屋側が抗議する場面があり、ファンからも反応が寄せられている。
名古屋助っ人、口頭注意中のリスタート→警告判定が反響拡大 「イエローは…」「ひどい」 | フットボールゾーン
1つ目は、2023年4月29日、J1リーグ第10節・名古屋グランパス対横浜F・マリノスの試合です。
- 名古屋は前半13分、自陣で直接フリーキックを獲得。
- 山下主審が笛を吹いたのち、ファウルを犯したDF松原健へ口頭で注意を与える。
- その最中に、相手GKが前に出ていたのを見てマテウス・カストロがボールをリスタートしてロングシュートを放つ。
- しかし、山下主審はこのプレーでの再開は認めず、マテウスにイエローカードを提示した。
この判定に名古屋側は抗議しましたが、判定は変わっていません。
SNSではこの判定に対し様々な意見が寄せられています。
勝手に始めたらダメ
厳しくないか?
妥当
これはかわいそう
フリーキックのリスタートには「レフェリーの管理下」で行うものと、「選手の判断で即時再開できるもの」があります。
今回は、山下主審が「松原選手への口頭注意=試合停止状態」を明確に取っていたので、リスタートは許可されていないという判断ですね。
この状態で勝手にプレーを進めると、試合が混乱する危険があるので、注意喚起(イエローカード)は合理的だと思います。
ファンの間でも意見の分かれるところなので、かなり難しい判断だったのは理解が必要です。
② J1 川崎フロンターレ vs ガンバ大阪戦

明治安田J1リーグ第34節の川崎フロンターレ対ガンバ大阪が、10月18日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで開催。山下良美主審の判定を巡って賛否含めて様々な意見が噴出。川崎サポーターから否定的なコメントが相次ぐなか、同クラブOBは主審に称賛のメッセージを送っている。
川崎OBの称賛に異論相次ぐ!G大阪戦・山下良美主審のジャッジ巡り議論白熱 | Football Tribe Japan
2つ目は、2024年10月18日、J1リーグ第34節・川崎フロンターレ対ガンバ大阪の試合です。
川崎のMF橘田健人(たちばなだ けんと)さんに対する相手選手のスライディングタックルをはじめ、
複数のシーンでカードが提示されなかったことで、サポーターから批判が相次いでいます。
明らかファウルなのになんでカード出さないの?
基準ブレブレ
なんのためのVAR
その一方で、川崎OBの鄭大世(チョン テセ)さんは、後半途中にXで山下主審のジャッジを高く評価していました。
実際にプロの目線で見ても、「妥当だった」と判断できるほどのレベルだったということですね。
Jリーグが今季推し進めている『アクチュアル・プレーイング・タイム』(※実際にインプレーでボールが動いていた時間を表す指標)を伸ばす取り組みに関する議論と混同された結果、公式中継の放送内などで「アクチュアル・プレーイング・タイムを伸ばすために判定基準が変更されている」という言及がなされている。
物議醸す今季ファウル基準にJFA審判委が釈明「反則には当然反則の笛が吹かれるべき」混乱招いた背景は… | ゲキサカ
2024年シーズン以降、「アクチュアル・プレーイング・タイム」を伸ばすため、ファールを流す傾向にあるようです。
山下主審は試合を壊さないためにカードを連発しなかったのだと思います。
③ J1 アルビレックス新潟 vs 横浜FC戦

明治安田J1リーグ第10節のアルビレックス新潟対横浜FCが、4月13日に新潟のホーム・デンカビッグスワンスタジアムで開催。女性審判員である山下良美主審に対する批判が止まない中、一部からファン・サポーター等に対する謝罪の声が上がっている。
山下良美主審に批判相次ぐ一方で…新潟vs横浜FCのスタジアムMCが謝罪 | Football Tribe Japan
3つ目は、2024年4月13日、J1リーグ第10節・アルビレックス新潟対横浜FCの試合です。
この一戦では、試合前からブーイングが発生するなど、山下主審はレフェリング能力で周囲から厳しい目を向けられています。
- 88分、MF奥村仁(おくむら じん)さんが左サイドからクロスを上げると、ゴール前での落としからFW矢村健(やむら けん)が左足で反転シュート。
- ゴールネットを揺らしたが、山下主審は直前でボールが矢村の左手に当たっていたとして、ハンドと判定。
30分にFW小野裕二(新潟)がゴールキックのセカンドボールを拾った直後にオフサイドと判定された場面でも、ジャッジに厳しい目が向けられている。
新潟のホームゲームでスタジアムMCを担当する森下英矢(もりした ひでや)さんは、試合後にXを更新しています。
森下英矢さんは誤ってゴールコールしたことを謝罪されていました。
オフサイドは基本的に副審が担当しているので、山下主審だけの責任ではないですよね。
また、ゴール判定についてはファンも納得しているところです。
批判は出たものの、大きくエスカレートすることはなかったのは、山下主審の技量ですよね。
④ J1 京都サンガ vs サンフレッチェ広島戦

明治安田J1リーグ第7節の京都サンガ対サンフレッチェ広島が3月29日、京都のホームであるサンガスタジアム by KYOCERAで開催。女性審判員の山下良美氏が主審を務めたが、MF佐藤響(京都)のプレーでノーハンドというジャッジを巡り、議論が白熱している。
J1京都vs広島で山下良美主審のジャッジ話題に。ハンドの可能性巡り賛否 (2025年3月30日) – エキサイトニュース
4つ目は、2025年3月29日、J1リーグ第7節・京都サンガ対サンフレッチェ広島の試合です。
- 49分、広島は敵陣ペナルティエリア左からゴール前へ浮き球のクロスを供給。
- これにファーサイドからMF中野就斗が飛び込んできたが、佐藤が身体を入れて対応。
- その際、ボールは地面でバウンドし、佐藤の右手に当たっている。
Xでは、当該シーンを切り取った動画が拡散されていました。
ノーハンドのジャッジに対して、賛否含めて様々な意見が寄せられています。


2021,22年のハンドに関する競技規則の改正では「手や腕がボールに当たったとしても、競技者の手や腕にボールが触れた場合のすべてが、反則になるとは限らない」と改定されています。
VARも介入していると思われますので、山下主審だけの判断ではないことは理解しましょう。
山下良美の誤審疑惑4選!判定にサポーターから批判殺到で炎上も!まとめ
いかがでしたか?
今回は、山下良美さんの誤審疑惑4選をまとめてみました。
かなり際どいプレーの判定に不満を持っているサポーターによるものでしたね。
ただ、山下主審の判定が正しいと考える人も多いです。
今後も、山下良美さんを応援していきましょう!